vol.2 竹村富士徳|講師メッセージ|社員研修・社員教育のリクルート ラーニングクラブ

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ここで得た気付きは「人生」すべてにつながる。

 講師 竹村富士徳

世界38カ国で翻訳され、3000万部ものセールスを誇るビジネス書『七つの習慣』。

いい意味で「裏切られる」体験。

方向を正しく設定する。

「どうすれば仕事のスピードを上げることができるのか」。多くの受講者は、その答えを求めて「7つの習慣に学ぶ!タイム・マネジメント4.0」に参加されます。24時間のなかに、もしかしたら36時間分、あるいは48時間分の仕事を詰め込めるのではないか。そんな期待を持たれている。もちろんスピードは大切ですが、それだけで生産性が高まるわけではありません。

ここで私が伝えたいことは、「まず方向が大切である」ということです。何のためにこの会社で働くのか、果たすべき目標はどこにあるのか、いかなる課題に直面しているのか──。これらを分析し、正しい方向に向かって効率よく進んでいくことで、はじめて「タイム・マネジメント」が成り立つのです。「あなたが向いている方角は本当に大丈夫ですか? ここでちょっと確認してみませんか?」。そんな問いかけから始まるのが、この研修の大きな特長です。

パラダイムを転換するきっかけに。

講座が終わった後に受講者のみなさんと雑談をしたり、アンケートの内容を読んだりすると、「いい意味で裏切られました」。そんな反応が多く見られます。このように、自己学習などでは得ることができない「気づき」がある。「リクルート ラーニング クラブ」が提供しているさまざまな研修でのワークを通して、ぜひ「パラダイム(視点)」が転換するきっかけをつかんでいただきたいと思います。視点が変わることで、毎日の行動が変わる。行動が変わることで、新しい習慣を手に入れることができるはずです。

実はこの「タイム・マネジメント」は、「ワーク・マネジメント」だけではなく、「ライフ・マネジメント」にもつながっています。研修では仕事にフォーカスしていますが、プライベートにも十分活用できる。セミナーで得られるのは、「人生」に役立つスキルセット、マインドセットでもあるのです。

楽しむつもりで参加してほしい。

積極的な参加が充実度を高める。

こういった研修をあまり経験されていないと、参加にあたって少々緊張してしまったり、思わず力が入りすぎてしまったりする方もいらっしゃるのではないでしょうか。「事前に『7つの習慣』を読んで、予習していなくても大丈夫だろうか」、「間違ったことを言ってしまわないだろうか」。そんな心配は無用です。3時間という限られた時間ですから、肩の力を抜いて、「楽しむ」つもりで足を運んでもらいたいと思います。

私が研修時に心がけているのは、グループはもとより、できるだけ参加者全員で会話をしたり、意見を交換したりする機会を増やすことです。そうすると、徐々にみなさんの意識も一つにまとまっていきます。そこで積極的にどんどん自分の意見を出していただければ、研修がもっと実のあるものになる。私もみなさんの意見を大切に拾い上げ、より充実した時間として還元していきたいと考えています。

学びを自分のものにするために。

「研修だから」分かることがある。

あるデータによると、本で読んだ内容は、残念ながら48時間後にはかなりの部分が記憶から失われてしまうそうです。しっかりと知識を吸収したつもりでも、なかなか残らないというわけです。

よく受講者の方がおっしゃるのは、「研修に来てみて、やっと本に書いてあったことの意味を理解することができました」。本と研修、それぞれで学習できることや気づかされることは、やはり違うのです。

そこで一つおすすめしたいのが、研修を受け、その後のフォローとして本を読む方法です。学んだことを自分のものにするには、くり返し復習していくこと。習慣化することが不可欠です。

たとえ小さな目標であっても、何かを達成し続けることができれば、自分自身に対する信頼が積み上がっていきます。それが、もっと大きなことを成し遂げる自信、そして人格を築くための礎となるに違いありません。

 

講師 竹村富士徳のおすすめの本はこちら

写真:ハイコンセプト新しいことを考え出す人の時代

ハイコンセプト新しいことを
考え出す人の時代
ダニエル・ピンク著、大前研一訳 三笠書房

狩猟採集の時代から、農耕、工業、そしてIT/情報化社会へと時代は変わり行く中で、今どのようなコンピタンスが必要なのか、どの産業、どの階層のビジネス・パーソンにも当てはまる、明快かつ論理的なセオリーを展開。激流の時代におけるすべての知識労働者が掴むべき大きなポイントがここにあります。

写真:経営者の条件

経営者の条件
P.F.ドラッカー著、上田惇生訳
ダイヤモンド社

世界的ベストセラー『7つの習慣』の著者スティーブン・R・コヴィーも推薦する本書。タイトルをみると経営者もしくは管理職向けの内容かと思いきや、すべての知識労働者に向けた「組織において成果を出す」ために、自らをマネジメントする具体的かつ基本的なポイントをドラッカー流にまとめあげている一冊。英語タイトルは"THE EFFECTIVE EXECUTIVE"すべて効果性が高い知識労働者の共通基本項目を、本書だけで学べます。

写真:第3の案

第3の案 成功者の選択術
スティーブン・R・コヴィー著、
フランクリン・コヴィー・ジャパン訳 キングベアー出版

手前味噌ですが、どうしてもあげざるを得ないコヴィー博士の『7つの習慣』からはじまった三部大作の最終章。英語の副題は「世の中のすべての問題を解決する」とあり、大げさと思いきや、この"第3の案"があればそれが可能だと思わざるを得ない内容。人と人が相対する関係のすべての状況である、家庭、人間関係、学校、職場、法的な場面、そして社会、そこで見受けられる論争はこの"第3の案"で、すべて解決できます!

「7つの習慣」研修シリーズはこちら

 

※ 現在『7つの習慣に学ぶ!「タイム・マネジメント4.0」』は、赤荻聡講師が担当しています。
  研修・プログラム内容には変更ありません。

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